【地域と共に歩むワイナリーの在り方】~創業90周年を迎えるにあたってのこれまでとこれから~
- 講師:株式会社河内ワイン 代表取締役社長 金銅 重行 氏
- 開催日:2024年2月9日(金)
- 場所:リーガロイヤルホテル大阪 ロイヤルルーム
- 参加者:183名
- 目的:講師に株式会社河内ワイン代表取締役社長 金銅 重行様をお招きし、創業90周年を迎える株式会社河内ワイン様の歴史を紐解きながら河内ワインの魅力と「お酒とガラス」の関りについて学び、講演、交流会を通してガラスの普及に取り組むこと
内容:
大阪は中河内地域でのぶどう生産は明治初期にまで遡ります。当時の政府の後押しや中河内地域が瀬戸内気候で雨が少なく、ぶどう栽培に適した地域であったこともあり、日本で有数のぶどう産地へと成長しました。河内ワイン様は中河内地域の羽曳野で4代に渡ってワイン醸造に取り組まれ、河内ワイン様が醸造したワインが2019年のG20大阪サミットにおいて振る舞われるなど、大阪府を代表するブランド品となっています。また、ワインを蒸留してのブランデー造り、そのブランデーを地域のもう1つの特産品である梅と組み合わせた梅酒造りで海外販路の拡大にも取り組んでおられます。
講演の中では、地域と共に「河内ワインのファン作り」のための様々な取り組みをご紹介いただきました。ワイン造りを通しての労働体験は、ワインの製造工程やその背景にあるストーリー、造り手の想いをダイレクトに伝えることで消費者の興味を引き、ワインに対する啓蒙活動とブランドのファン作りに重要な役割を担っています。また生活の近くにあるワイナリーの存在を活かし、地域の小中学生に向けたフィールドワークは地域コミュニティとの強固な結び付きを育んでいます。
その他、コロナ禍での密を避けたプライベートワイン造り、従来廃棄していたブドウカス、梅の種などの残渣を有効利用した家畜向け飼料作りなど社会・環境に配慮したマーケティング活動をご紹介いただきました。
所感
ワインとガラス、異なる分野ではございますが、モノづくりの魅力、製品の魅力を発信していくという観点で大変興味深く講演を拝聴させていただきました。伝統的な製法、地域の文化や歴史との結び付きなど、業界の固有の特徴やストーリーを強調、発信しつつ、顧客とのコミュニケーションを大切にして、新たなニーズ、フィードバックを積極的に取り入れることでブランドの信頼性や満足度を高めることの重要性、持続可能性や地域社会への貢献など社会的な価値観にも焦点を当てることに共通点を見つけました。
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【地域と共に歩むワイナリーの在り方】~創業90周年を迎えるにあたってのこれまでとこれから~
株式会社河内ワイン(大阪府・羽曳野市)の金銅社長を講師に迎え、【地域と共に歩むワイナリーの在り方】 ~創業90周年を迎えるにあたってのこれまでとこれから~と題したセミナーを開催いたします。
前回の「ジン」に引き続き〝お酒とガラス〟の関わりをテーマにしたセミナーです。今回は大阪の地ワインである「河内ワイン」をテーマに講演いただきます。まもなく創業90周年を迎える株式会社河内ワイン様の歴史を紐解きながら、河内ワインの魅力を学べるセミナーです。是非ご参加ください!
※本セミナーではお酒の提供がございます。20歳未満のご参加はご遠慮ください。
講師 | 株式会社河内ワイン 代表取締役社長 金銅 重行 氏 |
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開催日時 | 2024年2月9日(金) 開場18:00 開会18:30(交流会 19:00~) |
会場 | 場所 リーガロイヤルホテル(大阪) タワーウイング3F ロイヤルホール 講演会終了後、交流会を実施いたします。 https://www.rihga.co.jp/osaka/access |
申込連絡先 | TEL:06-6881-2475 / FAX:06-6881-2476 |
申込締切 | 1月31日(水) ※受付終了いたしました |