東南アジアで開催される最大級の食品展示会(包装資材等を含む)の一つであるTHAIFEX。

タイ国内外の食品業界関係者が集うため、食品を中心とした各市場に東南アジアでのビジネス拡大のチャンスを後押しする有数の展示会です。

取扱品目：食品、飲料、食品原料、食品加工・包装技術等

開催頻度：年一回　

2023年度実績：

来場者数：約79,000人

来場者国数：約130か国

出展社数：約3,000社

タイにて年に1度開催される『THAIFEX 2023』の視察に行って参りました。タイを中心に世界各国より食品、飲料、食品加工機械、資材等のメーカーが多数出展しており、東南アジア圏で開催される食品展示会としては最大級の一つです。前年までは、新型コロナの影響で展示会の規模はそれ以前に比べ縮小されていましたが今年より中国企業の出展が大幅増となった影響で規模もはかなり大きなものとなりました。

他の国際展示会に比べ出展しているタイ企業は財閥系を中心とした巨大企業が多々出展しておりそのブースの面積も他の展示会ではあまり見られないほど大きくディスプレイ等にもかなりのコストをかけているのが見受けられました。

北米、オセアニア、ヨーロッパ、中東等の企業も出展はしておりましたが規模的には小さいところが多くあまりタイの市場に力をいれているようには見えませんでした。各国ともにパビリオン形式での出展は見受けられましたが、その中でも日本、韓国や台湾の企業は国、地域をあげて大規模なパビリオン形式での出展をしておりました。その中でも韓国は、K-POPに続きK-FOODを国策として取り組んでおるとのことで、韓国パビリオンはかなりの規模でまた健康食品というコンセプトがあるのか一体感を感じました。

ガラス製品の出展に関しては包装資材関連ホールに中国企業を含む数社が見受けられましたが紙製品や樹脂包装資材が主です。SDGsが叫ばれ世界的に樹脂製品からガラス製品への回帰が見られる中でも、包装資材関連ホールではガラス製品を取り扱う企業は少なく樹脂製品が多くみられる現状に『現実』を感じました。