工業会活動報告

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PROPAK ASIA 2022 タイ展示会 視察報告

                                                                                      

    展示会概要:プロパックアジアは、アジアで開催される最大級の包装業界専門展示会であり、急速に拡大する包装工業会とその地域を結ぶアジア最高のプラットフォームとなっています。

    取扱品目:食品安全衛生技術、包装機械・包装技術、醸造&飲料技術、オートメーション・ロボティクス、コーディング、マーキング、ラベリング、印刷材料·技術、製菓機械、食品加工機械、製菓機械、化粧品&パーソナルケア処理及び包装材料、物流·生産設備機器、廃棄物管理·環境技術、等

    開催頻度:年1回

    来場者数:-名(2021年度は主にオンラインにて開催)

    出展社数:-社(2021年度は主にオンラインにて開催) 

    タイ/バンコクにて年に1度開催される『PROPAK ASIA 2022』の視察に行って参りました。世界各国より包装機械、資材、素材等のメーカーが多数出展しており、アジア圏で開催される総合パッケージ展示会としては最大の規模となります。例年は別館も使用する規模の展示会ですが、2022年度は新型コロナの影響もあり少し縮小し開催されておりました。タイは入国制限もかなり緩和されている事もあり例年の展示会と同様、基本的にどの国も出展をしていたように見えましたが現時点でも規制の厳しい中国、台湾企業は出展を見送っておりました。

    展示会場を見渡しますと各企業の展示品のサイズの関係もあり、設備(機械)を展示する企業が目立っていた印象はあります。しかし、ブースのサイズは小さいながらも素材、包装資材、原料等の各メーカーもそれぞれが自社製品の特徴、他社との違いをしっかりとPRされている印象を持ちました。原料や素材で言いますと包装資材に使用される樹脂製造メーカーはその気密性や食品に対する安全性、包装資材は気密性等の機能はさることながらリサイクル等(3R)を含む環境面でのPRもなされていましたし、多くの企業がSDGsに対する自社の取り組みを紹介しており世界的に環境を重視する流れが見受けられました。

    展示会場内で実際に出展していました製品を幾つかご紹介致します。設備(機械)関連で言えば、『充填機(PET等)』、『食材用真空機』、『計量器』、『自動包装機』等が見受けられ、それも多種多様なニーズに対応可能な様々な機器が展示されておりました。

    原料で言いますと、高機能樹脂(エンプラ)が展示されておりこの分野に関して言えば大手日系化学メーカーがほぼ独占しておる状況で、世界的に脱プラスチックが叫ばれる中でも日系企業は樹脂(高機能)の優位性をPRしており、他国から見た時にこの動きがどのように映っているのかというのは個人的に感じるところがありました。

    包装資材の場合、ガラスびん、樹脂(PET)容器、紙製品等と他国の展示会でも見受けられる製品が多々展示されており、その他にキャップ専業メーカーの出展もあり包装展示会と言ってもその範囲はとても広いものだと感じました。

    タイのガラスびん市場についてですが、チリソースやナンプラー等の調味料は基本的にガラスびんに入っており、容量が大きくなるとプラスチック容器が使用されているのが主です。タイにもネジ口のびんはありますが口のサイズが日本とは微妙に異なる(小さい)為に日本製のものをそのままこちらで使用する事はできないと日系キャップメーカーの方から伺いました。ガラスびんを使用した高級製品はスーパーマーケットでは見受けられませんでしたが、現地の方にお聞きすると海外への輸出製品や一部の希少性の高い食品向けへのニーズは存在する可能性があるのではないかと話しておられました。

    現時点では、チリソースやナンプラー等の安価な商品が多い為かガラスびんを含むパッケージへのこだわりを持つ企業が少ないように感じましたが今後タイの食品メーカーが海外において市場開拓を行うにあたってパッケージの重要性を考える必要があるのではないかと思います。

    食品製造メーカーのみならず原料、素材、包装資材、包装機械を含む『食』に関する日本企業が多数タイに進出しておりそのニーズや動向を掴む為に国際展示会に出展する重要性、必要性を随所に感じる展示会であったと思います。

     以上

    開催日程 2022年6月15日~18日
    参加人数 3人
    場所 BITEC(Bangkok International Trade & Exhibition Centre) (バンコク/タイ)