パシフィコ横浜で開催された“光とレーザーの科学技術フェア2023”を視察してきた。分野を絞り込んでいることもあり展示会場ホールCのみのこじんまりとした展示会と感じた。

赤外線関連と空中ディスプレイ関連で新しい技術がないものかとブースを回る中、赤外線関連は出展数も少ないこともあり、特に気になったものは見当たらなかった。空中ディスプレイ関連については、宇都宮大学の山本先生の講演で、企業との共同開発でディスプレイ＆タッチパネルのテストを進められており、本格的に公共施設のボタンに変わるものとして実装実験も進められているとのこと。

また、大阪大学の石野先生の講演では、“レーザーとドローンによる空中描画“ということで2台（光源ドローン、スクリーンドローン）のドローンを使用し、空中に文字や画像を表示することができるという講演をされていた。こちらは、2025大阪万博でも実証実験をされるとのこともあり、また、広告や緊急時の注意喚起にも用途があるという説明であった。数年前からある技術ではあるが少しずつ実装化が進んでおり近い将来は身近なものになると感じた。

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