iOFT 2023 展示会 視察報告
2023年10月13日
例年この時期に開催され、36回目を迎える日本最大の眼鏡関連の展示会。国内外の眼鏡関連企業、200社・新作眼鏡20,000点が出展されている。新型コロナウイルス感染症が5類分類されたことから、海外のデザイナーブランド・アジアメーカーの出展は台湾・香港・韓国・中国と増加傾向にあり、従来に徐々に戻りつつある展示会となった。今回は「ファッションワールド東京」に含まれる位置付けとなっていた。(国内の眼鏡産地として有名な地である (一社) 福井県眼鏡協会が主催)
フレーム・サングラス・スポーツグラス・レンズ・検査機器/加工機・レンズアクセサリー等の出展社ブースでは、来年市場向けの仕入れ・買付けを精力的に行おうとするメガネ店やセレクトショップのバイヤーで熱気のこもる会場であった。
レンズ素材としては軽量化・生産効率に勝るプラスチックが主流となっており、残念乍らガラス製レンズを見かけるブースは激減していた。色目や質感、安定した偏光度、デザイン性に優れたガラスレンズにおいては、斬新なフレームデザインとの組合せによる薄肉軽量化で、今後も底堅い市場が継続できかつ新しい分野に発展するように期待したいものである。
以上