工業会活動報告

展示会講演会 参加・見学報告

GULFOOD MANUFACTURING 2022 ドバイ展示会視察報告

    展示会概要:GULFOOD MANUFACTURINGは、地域最大級を誇る食品・飲料加工業展示会であり、F&B製造ビジネス業最新の開発ツールを紹介する60か国あまりからのサプライヤーたちと来場者たちを結ぶ場となります。

    取扱品目:原材料、加工、包装、サプライチェーンソリューション、オートメーション&管理、印刷&ラベル等

    来場者数:35,899名(2018年度)

    出展社数:1,544社(2018年度) 

    ドバイ/UAEにて開催された『GULFOOD MANUFACTURING 2022』の視察に行って参りました。世界各国より包装機械、資材、素材等のメーカーが多数出展しており、中東圏で総合パッケージ展示会としては最大の規模となります。展示会場は全9ホールで国、地域別にエリアやスペースが分かれておりました。

    新型コロナに関する影響ですが、会場内でマスクをされてる方はほとんど見受けられず、国として落ち着きを取り戻したように見えました。※マスクをされてる方もいらっしゃいましたが主にアジア圏から来られた方と思われます。

    UAEは入国制限がかなり緩和されており、基本的にどの国も出展をしていたように見えましたが現時点でも規制の厳しい中国、台湾企業は出展を見送っておりました。また、日本企業に関しまして、JETRO(日本貿易振興機構)主催のブースや個別出展の企業はほぼ見当たりませんでした。現地の日本人の方にその理由をお伺いすると言葉が最大の壁のようです。英語を話される方は非常に多いのですが、アラブ人、インド人(移民)独特のアクセントを日本人の方がヒアリングするのが非常に困難な事が理由とのことです。

    ※日本企業は代理店を通じて出展されるそうです。

    展示会場内で実際に出展していました製品を幾つかご紹介致します。設備(機械)関連で言えば、『充填機(PET等)』、『食材用真空機』、『計量器』、『自動包装機』等が見受けられ、それも多種多様なニーズに対応可能な様々な機器が展示されておりました。これは、他の包装展示会と同様です。

    包装資材の場合、樹脂(PET)容器、紙製品等と他国の展示会でも見受けられる製品が多々展示されておりましたがガラスびんメーカーの出展は見受けられませんでした。しかし。問屋等びんを取り扱っている企業はいくつかありました。

    ドバイのガラスびん市場についてですが、UAE内での使用というよりは近隣国で生産し、輸入する形態が主で、サウジアラビア企業の非常が高いとのことです。

    UAE市場内は、ミネラルウォーターやジュースが大半で主に中国製、インド製のびんが使われており飲料の市場においては日本企業が入り込むのはかなり困難と思われます。

    しかし、現地の特産品である蜂蜜に関しては高級品も多くガラスびんの需要がありそれらは他国に輸出されています。そこに日本企業が入り込む余地があるのではないかと思います。

    以上。

    参加人数3名

    開催日程 2022年11月7日~9日
    参加人数 3人
    場所 Dubai World Trade Centre(ドバイ/UAE)