GIN FESTIVAL at CANBERRA 2022(オーストラリア)視察報告書
2022年12月31日
展示会概要:GIN FESTIVAL at CANBERRAは、オーストラリア国内でGinを製造するDistillery(蒸留所)が一同に会する展示会(FESTIVAL)となります。会場内では、各Distilleryの製品の購入及び試飲が可能で、一部では商談も行われます。
同主催者により、年間を通してメルボルン、シドニーやその他都市、またニュージーランドの各都市でも開催されています。
出展社数:約60社(2022年度)
キャンベラ/オーストラリアにて開催された『GIN FESTIVAL at CANBERRA 2022』の視察に行って参りました。オーストラリア国内から約60社のDistilleryが集まり自社のGin(一部WhiskyやVodkaも有)を展示しており、そこでの試飲及び販売を行っておりました。2日にわたって開催され初日は平日という事もあり各社ブースで比較的自由に会話ができましたが、二日目は土曜日であった為に入場するまで10分以上要し、各社ブース前は大勢の方で賑わっておりましたので、少し言葉を交わしたり名刺を交換する程度になるほど大盛況でした。
Ginの定義はシンプルで「ジュニパーベリー(針葉樹・西洋ネズの実)を使ったアルコール度数37・5%以上の蒸留酒」。各社はそれをベースに様々なBotanical(ハーブやスパイス)を加えオリジナルの味を作っています。
現在、日本ではクラフトGinのブームが到来しており各地で新しいDistilleryが誕生していますが、オーストラリアには現時点で200社以上のDistilleryが存在しており、今でも年々増加しているとのことです。
オーストラリアのGinの規格は700mlまたは500mlとなっておりそれらのサイズは各社の主力商品に使用されています。他に50-200mlの小びんに入った商品を何種類か組み合わせギフトセット、またはおためしセットとして販売が行われておりました。
各社ブースで会話し感じたのが、オーストラリアのDistilleryの方々はとても明るく楽しんで仕事をしておられ、自社の製品に囚われずGinをもっと好きになって欲しいという気持ちであふれていました。
開催される都市により出展するDistilleryも変わるとの事ですので、今後機会があれば他の展示会も視察に行ってきたいと思います。