展示会概要：GIN FESTIVAL at CANBERRAは、オーストラリア国内でGinを製造するDistillery（蒸留所）が一堂に会するイベントとなります。会場では各Distilleryの製品の購入や試飲が可能であり、一部ブースでは商談も行われます。

この催しは、同一主催者により、年間を通してメルボルン、シドニー、および他の都市、さらにはニュージーランドの各都市でも開催されています。

出展社数：約50社（2023年度）

2023年12月2～3日『GIN FESTIVAL at CANBERRA 2023』の視察に参りました。オーストラリア国内から約50社のDistilleryが参加し、各社が自社のGinを展示・試飲・販売していました。初日は土曜日であり、大変な混雑ぶりでした。続く二日目も週末であり、混雑は続いていましたが、土曜日よりは少なかったです。私たちはお客さんがいる時には営業が難しかったため、休憩や準備の合間に名刺交換やアポイントメント取りなどを行いました。

Ginの定義はシンプルで、「ジュニパーベリー（針葉樹・西洋ネズの実）を使用したアルコール度数37.5％以上の蒸留酒」です。各社はこれをベースにして、様々なBotanical（ハーブやスパイス）を組み合わせてオリジナルの味を生み出しています。

日本では現在、クラフトGinのブームが広がりつつあり、各地で新しいDistilleryが誕生していますが、オーストラリアでは200社以上のDistilleryが既に存在し、これからも増加の一途をたどっているようです。

オーストラリアのGinの規格は主に700mlまたは500mlで、これらのサイズは各社の主力商品として採用されています。また、50-200mlの小瓶に入った商品を複数組み合わせたギフトセットや、お試しセットとしての販売も行われています。

各社のブースでの会話から感じたのは、オーストラリアのDistilleryの方々が非常に明るく、楽しみながら仕事をしている姿勢であり、自社の製品にこだわらず、むしろGin全体に対して愛情を抱いている様子でした。

開催都市によって参加するDistilleryが変わるため、今後も機会があれば他の展示会も視察してみたいと考えています。

以上