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第1回オートモーティブワールド 秋 視察報告

                                                                                      

    幕張メッセで開催された“第1回オートモーティブワールド 秋”を視察してきた。

    2022.8.31~9.2の3日間で開催された展示会で、“秋”の開催は第1回となる。人気のある展示会ということで追加開催したのだろうと推測し、今まで開催されている東京(ビッグサイト)や名古屋(ポートメッセ)との比較も兼ねた視察であった。

    来場者数速報は、3日間合計で16,247人と2022.1の東京開催の約半分と少し寂しい結果であった。推測する理由としては、第1回という認知度の低さと、サブタイトルに“クルマの先端技術展”という表記がないことが考えられる。同じオートモーティブというカテゴリーではあるが、自動車メーカーはじめとする大企業の出展が少なった。なお、東京開催や名古屋開催は、サブタイトルが発表されている。

    そんな中、ガラス業界に身を置く人間としては、ガラスの使われ方や可能性を視察する中でドイツのズースという企業が製造しているプロジェクター(レンズアレイ)が目を引いた。使用用途は、ライトカーペットと言われる自動車の外周(足元)を照らすものであるが思った以上に鮮明であった。照度もあるのだろうがメーカー担当者からは焦点距離に注力したと聞いた。なお、光源はLEDとのこと。

    その他は、目ぼしい展示が確認できなかったので同時開催している“スマート工場EXPO”も訪問した。FA化が中心の内容に感じたが、その中で、図面データをクラウドで管理するキャディ㈱のブースも訪問した。企業にとって、重要な知財である図面をクラウドサービスに委ねることに抵抗感もあるが、その利便性も気になるものであった。メリットとしては、設計工数の削減、見積り作業の簡素化、加工チームとの連動などが挙げられ、当然費用がかかる内容ではあるがこういったサービスを活用することもひとつの方法であると感じた。

     以上

    開催日程 2022年8月31日~9月2日
    参加人数 1人
    場所 幕張メッセ(千葉県)