SILMO Paris 2018 視察報告
2018年10月10日
パリ中心部から車で一時間ほど行った所で開催されている眼鏡業界における世界規模の展示会。イタリアで開催されるMIDO展示会に次ぐ規模だと言われている。 会場の広さで言えば日本で開催されている眼鏡業界展示会「IOFT」の二倍以上の規模はありそうだが、これでも過去の歴史を知る方から言えば、10年前やそれ以上の当時から比べると半分~1/3程度の規模になっているのではとの事。
世界の眼鏡業界の動きはイタリアの大手ルクソティカの一強状態で、近年どんどんルクソティカの勢力が拡大して一社寡占状態になってきており、その影響が出ていると思われる。
ただそんな中でもSILMOには日本の会社やブランドも多数出展しており、それらの海外の評価の様子などが見れた。日本はフレームの産地として福井県の鯖江市が世界的にも有名であり、品質には高い評価を受けている。 かつ近年ではサングラスなどレンズの材質としてガラスレンズに対する再評価の動きもあり、来場者の中にもガラスレンズに興味を持っている方が多いとの事。
業界全体が極端な1強状態になっているからこそ、かえってその会社がすくえないニッチな需要を拾っていけばまだ日本製ガラスも生きていく余地があるのではと感じた。
以上。